体験談

MHさん

ロイヤル・ホロウェイ(ロンドン大学)で歴史学を学ぶ 第3回 プリセッショナル・コース

MHさん
留学分類:大学院留学
専攻名:歴史 MA History
留学期間:2010年8月〜2011年9月
beoの留学サポート利用して、ロイヤル・ホロウェイ(ロンドン大学)へ留学

8月から9月にかけて4週間(1カ月)行われたプリセッショナル・コースについて簡単にお話します。

時間割

科目は以下の6科目です。①~③は日本においてもよく学ぶ分野ですが、④~⑥の技法は英語圏ならではの技術だと思っています。

①リーディング
②ライティング
③リスニング+講義
④エンカウンター・プロジェクト
⑤ディスカッション
⑥プレゼンテーション

→①②は同じ先生で、さまざまな記事や文献の読み方や引用の仕方、書き方について学びます。教材を一人でじっくりと読む、というよりも、最初に意見を出し合い、一つの事柄について全員が把握した上で実践的に読み、あるいは書くというスタイルです。一回ごとに必要なスキルを取得し、最終的にはこのコースの評価となるエッセイに欠かせない要素とつながっていっているという見事な内容です。

③は教室内で映像を見てノート・テイキングの技法などを数回学んだあと、実際に大講堂で週に1回講義を聴きに行きます。

講義は期間内に3回行われ、最初は「学校で成功するための秘訣」と大学の成り立ちといった新入生向けのものでした。次の2回はEU諸国とイギリスとの関係、最後は若者文化とイギリス、など興味深いものでした。ここでは実際の講義さながらにノートをとるなり、ICレコーダーを使って記録するなり、自分なりのスタイルを確立させる場にしました。

④~⑥は①~③とは異なり、学んだことをいかに人に伝えるか、あるいは人と意見を交わし、一つの課題をどう構築していくのか、といったことに重点を置いていると思います。

④のエンカウンター・プロジェクトは、学内にある主要な施設(スポーツ・センター、カウンセリング・センター、図書館、など)があらかじめ5~6人のグループに割り当てられます。そして、第3週目のインタビューに向けて質問内容を決め、情報を集め、さらにパートを分担し、内容を吟味していきます。20分のインタビュー後はその内容をもう一度見直し、最終週にあるプレゼンテーション(⑥)に向けて準備をします。

⑤のディスカッションは、一つのテーマに対して、それぞれが意見を出し合い、最終的な結論を導いていくことが目的となっています。授業ではブランドについての是非を話し合い、コンピュータセンターに移動したときはいわゆる"チャット"形式で意見を交わしました。

試験

試験は、プリセッショナル・コースの最終週、3日間にかけて行われます。試験は主に以下の3つに集約されます。

①エッセイ
②ディスカッション
③プレゼンテーション

まず、エッセイは、グループによって異なりますが、私のクラスはインターネットとコミュニケーションについての課題が出されました。

課題は第1週目に出され、リーディング・リスト(関連する本や資料一覧)が渡されます。第2週目にはコンサルテーション(この期間の間だけのチューターとの面談)で大筋を口頭で発表します。そして、第3週目にドラフト(原稿)を提出し、その週末にコメントと評価が出されます。その後、最終週に完成原稿を提出し、約10日後に最終結果がでるようになっています。

ディスカッションは、エッセイの次の日に試験がありました。主に5人のグループで、あらかじめ配布された資料・記事を読み、議論をします。本番では試験管である先生が一人目の前に座り私たちの議論を観察し、その横ではカメラがまわっています。ディスカッションの内容ばかりではなく、アイコンタクトやジェスチャーも同時に評価の対象となっているようです。今回のテーマはcheap food に対する是非でした。

最後のプレゼンテーションは、エンカウンター・プロジェクトで行ったインタビューをもとに、グループごとに1人ずつ発表する試験です。パワー・ポイントを作成し、各々役割を決め、内容を練っていきます。本番ではクラス全員の前で5分間スピーチをし、試験官は一人、その横ではディスカッションと同様にカメラが回っています。ここではなるべく原稿は暗記し、ジェスチャーや声の抑揚に気をつけることが肝心のようです。

おわりに

ここまでこの1カ月で経験した学校生活とプリセッショナル・コースのことを書きました。簡単な概要を書くつもりがとても長くなってしまいました。ここでは書ききれないことがたくさんあり、伝えきれない部分もあるのですが、それはまたの機会に書きます。

~アカデミック・コースに向けて!~

この10日間の休みは、この1カ月で学んだことを生かすため、次の本コースに向けて読書をしています。次回は本コースでの授業内容やクラブ活動についてもご紹介したいと思います。